「レインボーマン」は超社会派ドラマの傑作だった!

「レインボーマン」は超社会派ドラマの傑作だった!
当時の放送を見ていたが、再放送ない。十数年前にLDボックスで見直した。やはり凄い。敵役の4ね4ね団。ボスは外国人のミスターK(平田昭彦)目的は「世界征服」とかではなく、日本を消し去ること(歌詞にもある)。
太平洋戦争で親を殺された子供たちがその後、努力して金持ちになり、同じ思いを持つ仲間たちと金を出し合い、日本人に復讐するために作られたグループ。
「キャッツアイ作戦」は犯罪を多発させ日本の安全神話を壊すため。「M作戦」は偽札でインフレを作り出し、日本を貧困のどん底に落とすこと。と社会性に富んだ?作戦。
「ボーグ作戦」以降、作り手はヤマトタケシではなく、ミスターKに感情移入。4ね4ね団頑張れ!という感じ。原作の川内康範の思い溢れる展開。
そう、日本人は戦中にアジアで何をしたのか?その反省をせずに、経済成長をして、その罪を忘れてはいないか?そんな作家の思いが突き刺さる物語。でも、一度も再放送されていない。あの歌(4ね4ね団のテーマ)が問題と言われる。確かに凄い歌詞だ。ラジオでも流せないが、カラオケにはある。

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