何度も何度も書いたが「朝日のあたる家」がDVD化できない理由

何度も何度も何度も書いたが、今も「朝日のあたる家ーDVD化希望!」という連絡が来る。なぜ、駄目か?何度も説明したのに、相変わらずコメントが来る。返答すると「じゃあ、**社はどう?」「***へ持ち込めばいいんじゃん?」とすでに何度も説明したことを蒸し返す提案をする。
ほとんどが業界の実情をご存知ない方の、思いつきのもの。なのに「もっと前向きに考えないと駄目だよ!」と上から目線でアドバイス(?)してくる人もいる。おまけに返事をしないと「スルーされた!」とツイートする人もいた。
申し訳ないが、基本的な業界の仕組みをイチから説明する余裕はない。宣伝キャンペーンの連続で疲労困憊。今後は1人1人へのお答えはしない。だから、まとめてもう一度答える。僕の意図で「DVD化しない」のではなく、どこのメーカーも「DVD化してくれない」のだ。
原発事故を描いた映画をDVDにして、販売しようという勇気あるメーカーはない。残念ながらそれが現実。何社にも当たったが、どこも「NO」という答えだった。(この説明に対して「なんで原発事故を描くと、メーカーはDVDを出せないの?」と質問して来た方がいた。「DVD化」を希望する前に「朝日のあたる家」を映画館で観てほしい!)
「TSUTAYAやAMAZONに売り込めば?」と言う人がいるが、あそこはDVDを製作する会社ではなく、レンタルや販売をするところ。メーカーが作ったものを店頭に並べているだけ。電気屋に行って「僕の考えた新型テレビを作ってほしい」と頼むと同じなのだ。
「自主制作は?」「韓国でプレスすれば?」との提案も来る。これも何度も何度も書いたが、単にDVD を制作することはできる。でも、流通に乗せねば多くに人が見ることはできない。そこが最大の問題点。
いくらDVDを作っても自主制作ではTSUTAYAにも量販店にも並ばない。「Amazonで売れば?」という人もいるが、その宣伝はどうするのか? どうやってAmazonで販売していることを伝えるのか?その費用がどこから出るのか?
それが自主制作の現実。結果、ほとんど知られずに終わる。DVDにすることが目的ではない。DVDにして多くの人に観てもらうことが大切。つまり流通に乗せなければDVDは作ったが誰も存在を知らないということになる。
では、流通に乗せるにはどうすればいいか?それはDVD を個人で制作するのではなく、大手メーカーから発売させること。そのためにはどうすればいいか? 映画館でヒットさせて、大手メーカーに「これをDVDにすれば儲かるぞ」と思わせて手を上げさせること!
そうすれば、TSUTAYAにも並ぶ、ヨドバシカメラでも販売される。映画館のない地区に住む、或は上映拒否で「朝日のあたる家」が上映されない映画館の近くに住む多くの人が見ることができる。
中には「DVDを制作するならカンパします」といってくれる方もいるが、カンパより現在「朝日」が、どの劇場で上映中されていて、何時から上映されるか?を毎日何度もツイートしてほしい。
或いはFBで記事にしてほしい。多くの人が「朝日」を見れば、結果としてDVD化が可能となる。同じことを何度も何度も書いているが、それが最善の方法。ご理解頂きたい。

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