子供は親より早く死んだらアカンのです。

By 上杉パパ
行ってきました。静岡県湖西市。
映画朝日のあたる家ジャパンプレミア
完成披露上映会。
1年以上前から太田監督に構想を聞いていて、
この日を楽しみにしてました。

そして実際に観た率直な感想は……
なんかねぇ…ハートに三打席連続デッドボールを受けた感じがしました。
痛いです。心がひどく痛みました。
原発事故があってからの平田家。
平沢いずみちゃん演じるあかねの
『私たち何も悪いことしてないじゃない!』
の言葉で涙ボロボロ。

山本太郎さん演じる光太郎おじさんと
橋本わかなちゃん演じる舞との会話。
そうなんですよ。
子供は親より早く死んだらアカンのです。
しかもその原因が原発なんて
絶対に許されることではありません。

光太郎おじさんの提案に首を縦にふれない
並樹史朗さんが演じるお父さん。
それで仮設住宅から家族が家に戻れるように必死で除線しますが……
やがて気づく絶望
このお父さんがまた、僕自身とダブるところがあって、
他人事とは思えなくなります。
舞がポツリと言います。
『幸せって何だったんだろう?』
何気ないことでも笑いあえる家族。
例え貧乏だったとしてもそれが幸せなんですよね。
他にも衝撃的な、親としたら自分の身体や心が傷つくよりも、
よっぽど悲しい出来事が娘たちに起こります。

朝日のあたる家は原発事故を題材とした映画です。
あまり難しいことは考えられなくてもわかる事は
現在、日本に人の住めない土地があるんです。
それはこの先何十年も、いやそれ以上住めないかもしれません。
今、何をすべきなのか?
どんな行動を起こさなければならないのか?
朝日のあたる家が教えてくれると思います。
そして、この映画が日本人の心に響き、
原発事情に一石を投じることが出来るのを切に願います。
ありがとうお父さん。
ありがとうお母さん
ありがとうあかねちゃん。
ありがとう舞ちゃん。

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