次回作の話(7)ホームドラマで原発事故を描く?

2012年 春
あれこれ考えていて、気づく。
脚本家の山田太一さんのドラマのような構図ではないか?
”岸部のアルバム” ”時にはいっしょに”” ”早春スケッチブック”
のような家族の物語。
いずれも、天変地異が起こるドラマではないが
もし、それら家族が原発事故に巻き込まれたら・・
という形が一番伝わるのでは?
つまり、ホームドラマにするのだ。
反原発映画というより、ホームドラマ。
その物語の背景で原発事故が起きる。

岸部のアルバムの最終回で大雨が降り、家が流されて行くのと同じ発想。
でも、あればパニック映画ではなく、家族の物語。
”青い青い空”で言えば、真子の家族を中心として
原発事故を見つめるドラマにすればいいのだ。
それだ・・・。
それなら僕らしい物語を綴ることができる。
そう考えて、昨年からストーリーを考え続けた・・。
(つづく)

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