原発映画を作る(3)映画で原発事故を描きたい

2012年 春
岩井俊二監督は、多くの人をインタビュー
ドキュメンタリーで原発事故の真実を伝えた。
今関あきよし監督は、7年以上も前に、ロシアに行き、
”カリーナの林檎 チェルノブイリの森”を製作した。
でも、まだ、誰も日本を舞台にした原発事故の物語を描いていない。
それを作ろう・・。
その映画で、原発事故がいかに恐ろしいもので
放射能がどれだけ子供たちを苦しめるか?
それをリアルに伝えよう!
もちろん、小品だとしても製作費は高額になる。
そんな費用をどうするか?
原発を批判する映画に投資する企業はまだまだないだろう。
例え完成しても映画館では上映してくれないかもしれない。

ある意味で、
戦争中に”戦争反対”というのに近い行為である。でも、
”親子に伝える大切なこと”
それがテーマで映画を作って来た僕が今、一番、親子に伝えるべきことは、
まさに放射能の恐怖だろう。
製作費はさておき、とりあえず勉強。そして
シナリオを書こう。
というより、物語を作ろう!
そう、密かに決意したのが、昨年の暮れである・・。
(つづく)

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